なんと、ちょうど一年後に・・・ 2013.06.04ブログ 今回の中村特別支援学校訪問で一番うれしかったことを書きます。 それはこの可愛い車椅子が出来上がっていたことです。 ちょうど一年前、お手伝いに入った最初の授業がオリンピックの練習でその時初めて車いすを押させて頂いたのがN鳥さん、彼女の車いすでした。 体育館での練習はバギーでしたが教室では座位保持椅子 昨年はまだこちらでした。 写真ではわからないと思いますが 昨年までの椅子では成長対応が出来てなく 常に首が安定せず 信じられないと思いますが ヘッドと背の隙間に首が挟まったりすることも ありました。 昨年の担任だったI川先生と 「彼女の椅子こそキャスパーが合いますよね!」と 私が研修したレベルでしたが クッションを削ったり盛ったりと I川先生と意見を出し合い 出来る限りの事をしてみました。 しかし、この椅子自体が小学校4年生の時に作ったもので 彼女は昨年で中学2年生、彼女は成長しているのに 椅子は小学生のサイズのため フレームを大きくしないと クッションをどのようにしても根本的に解決されないのでした。 中村特別支援学校ではNMBP(中村うんどう基礎プログラム)を 授業に取り入れて子供たちが自らの感覚を意識しやすいように うんどうします。 私もこのNMBPを授業で一緒にやらせていただきました。 手や脚、背中そして全身に子供たちの感覚を意識しやすいように お手伝いします。 この方がNMBPの創始者、西郷先生です。 今回出来上がった新しい椅子に 西郷先生も深く携わってくださり 新しい椅子に彼女が座っている姿勢をみましたが 首も安定し、身体も前に倒れてこない 彼女にとって最善の椅子に仕上がっていたのでした。 しかもこの椅子、私が伺う前日の23日に納品されていたのです。 車いすはそれぞれの子供たちに合ったもので 同じものは二つとありません。 子供たちの個性に合わせて調整します。 オリンピックの朝 登校前の誰もいない教室で 私は一人感涙してしまいました。 車いすの勉強に費やした時間や諸々のこと 昨年から中村特別支援学校さんにお世話になった御縁や たくさんの人との出会い・・・ いつ伺ってもあたたかい わたしを癒してくれる、素にもどしてくれる ここ中村特別支援学校は本当に素敵なところです。 教室に差し込む木漏れ日が いつもいつもおだやかです。 2013.06.04 at 2:01posted BY interior KONDO 2013 中村オリンピック(2) ARCHIVE HOME 夏の思い出 ページトップへ